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対象魚とタックル

対象魚と季節
北島では、主にレインボーが多く、南島ではブラウンが多いとされる。ただ場所によっては北島でもブラウンしかいない川もあるので、一概には言い切れない。レインボーは、アメリカ産のスティールヘッド系が入れられたらしく、100年前のタウポ湖では1mを越すレインボーも希ではなかったらしい。他にはブルックが南島の西海岸で繁殖してるところもあるが、ごく限られている。
北島の主要河川は、年中釣りが可能なところが多いが、多くの支流が6月30日にクローズとなる。それ以降は、本流と湖の釣りがメイン。10月1日に多くの川がいっせいに解禁となる。春は、サイズに関わらず数が釣れるが、ニンフが強い。春のメインはメイフライの釣り。夏になるにしたがって、テレストリアルの釣りがメインになる。特に真夏は、セミフライ全盛となる。秋の初めは、テレストリアルだが、大雨が降った瞬間から、遡上の釣りに変る。冬は、遡上魚を狙う釣りが多いが、湖のストリーマーもこの時期が全盛。






北島の典型的なシーズナルパターン
夏パターン

1月

初期はメイフライのニンフ、中期からテレストリアル。特に、グリーン系の蝉と黒い大型のテレストリアル。
2月
蝉の大型ドライフライオンリー
3月
レースウイングというテレストリアルのドライと、ニンフ。一部で遡上の釣りが始まり、そのときにはグローバグが有効
4月
ニンフを使って広く探る。大雨の後は小渓流で遡上魚を狙うので、グローバグ各種やプリンスニンフなどに重めで沈むものをダブルニンフにして付けます。
5月
大型河川でも遡上が来る。パワーウェット、グローバグ、ニンフなど各種試すことができる。湖の釣りも気温の低下とともに良くなる。
6月
遡上魚狙いか、本流のニンフの釣り。湖のストリーマーも良い。タイプ1か2のいずれかと、3か4のいずれかがそれぞれあると便利。雪や氷が春ほど寒くはないので、日本の11月くらいのスタイルで大丈夫。

7月1日より冬シーズンオープン
冬の釣りは、寒くて厳しいイメージがありますが、NZの北島はそんなことはありません。地元では超人気の熱い熱い遡上の釣りの開始となります。
一年で一番の大物が、数多く釣れる時期です。日本ではほとんどがクローズされることのない、NZの遡上の釣りの開始です。

7月
遡上魚狙いか、本流のニンフの釣り。湖のストリーマーも良い。タイプ1か2のいずれかと、3か4のいずれかがそれぞれあると便利。NZは一番寒い時期だが、それでも日中の最高気温は、10度以上ある日がほとんど。
8月
遡上魚狙いか、本流のニンフの釣り。湖のストリーマーも良い。タイプ1か2のいずれかと、3か4のいずれかがそれぞれあると便利。少しずつ春の気配が始まる。
9月
春パターンが少しずつ始まってくる。メイフライを意識したニンフが活躍。湖では、スメルトが一部接岸し始める。

10月1日よりライセンスのシーズン開幕
春パターン

10月
メイフライの釣りの盛期。ドライニンフ、ウェットと反応があるものは何でも使う。湖ではスメルトの産卵が始まれば、ストリーマー最強になる。
11月
メイフライの釣り全盛。夕方にはカディスの釣りも面白い。湖のスメルトが産卵で河川に入ろうとする季節なので、スプラッシュを狙って投げる釣り。
12月
川では、水生昆虫の釣りは最高の時期になる。ありとあらゆるフライを使う。湖は、トンボの幼虫(ダムゼル)が重要なパターンになる

タックル
一般的に、NZで一番使い勝手がよいのは、川では6番ロッドにWF6Fです。フライラインは、魚に見つからないように地味な色のものを使ったほうがいいでしょう。グリーン、バックスキン、ブルーなどの蛍光色ではない色のラインを使ってください。これに9ft2Xリーダーをつなぎ、3Xティペットを2mほど足して使うのが典型的な、ニンフのタックルです。竿は、メンディングなどをしやすいやや柔らかめの竿が向いています。リールにはしっかりとバッキングを巻いておいてください。超大型が掛かると、大量の糸を引き出していくとこがあります。大物とのやり取りに慣れていない方は、ディスクブレーキつきのリールのほうが安心です。

湖なら7~8番くらいが使いやすいです。リトリーブの釣りが多いので、シンキングのタイプⅠかⅡを一本と、流れのある深い場所用にタイプⅢかⅣが一本あれば、かなりの部分をカバーできます。湖ではとてつもなくでかい魚が掛かることがあるので、バッキングは念のため200mくらい巻いておいたほうが安心です。

いわゆる本流の川では、ダブルハンドを使えるような川もあります。ランギタイキや、モハカ、ランギティキ本流の中~下流、トンガリロの本流、ワイカト川などは、ダブルハンドで十分楽しめます。

タウポスタイル
タウポ湖周辺又は、タウポ湖のトンガリロ川のような押しの強い川(水深3mくらいで押しの強い川と思ってください)では、タウポスタイルというタックルを使います。
6番の硬めの竿か、7番を使い、フライラインの先端に直径3cmくらいのドデカヤーンをインジケータとして付け、テーパーリーダー無しでフライラインからいきなりティペットを3~5mほど付けます。ティペットの先端に0.25のレッドワイヤーを30cm巻き込んだ超スーパーヘビーニンフ(ボマー)を結んでオモリ代わりにし、そのニンフのベンと部分にティペットを50cmほど結んで、食わせのニンフをつけます。押しの強い流れで、フライを底に付けて食わせるやり方で、慣れないと扱いにかなり苦労する釣り方ですが確かにトンガリロでは有効です。また、ネイピアやクライストチャーチで付近の河川でもこのやり方を多用します。

2~3番ラインばかりを使う釣りになれている方には、かなり練習が必要なリグです。初めてNZで釣りをする方は、もし分るようであれば、事前にタウポスタイルの釣りをする川なのか、確認をしたほうが安心です。

リーダーティペット
2Xまたは3X9ftのリーダーに3Xティペットを2m。そこにフライを結びフライのベントに3Xを50cmというのが川での基本スタイルなので、3Xを沢山持ってきておいてください。
ドライの場合には、この基本スタイルに4Xを2mほど足して使うことが多いです。
湖の場合には、2Xか1Xの9ftリーダーに2Xを1.5mほど付け足して使います。ですので湖派の人は2Xが沢山必要です。5X以下のティペットを使うことはありません。

フライ
川で一番使うのは、ニンフです。12番を中心に、10番、14番、16番の順で沢山撒いてください。ドライもサイズはほぼ同じものを使いますが、細軸フックでは、針折れが多発するので一番強いものを使ってください。下に必要なフライを、使う順に記載しておきますのでそちらを参考に準備してください。

ニンフ(必ず0.25のレッドワイヤーをシャンクほぼいっぱいに巻いておいてください)
ヘアーズイヤー コーヒーブラウン、ライトオリーブ、黒 12と10番多数
フェザントテイル ナチュラル12と10番多数
ビーズヘッドニンフ コーヒーブラウンとライトオリーブ10番多数
CDC フローティングニンフ12番

ドライ
アダムス 10~14番
ロイヤルウルフ 10~14番
エルクへカディス 10~14番
アカマダラCDC 10~14番
ブラックハンピー 8と10番
セミフライ ダークオリーブとブラウン 6と8番
チェルイブイリアント 黒とオレンジ 8番

ウェット
ピーコッククイーン 6と8番
アレキサンドラ 6と8番
クイーンオブザウォータース 8番
ピーターロス 6と8番

ストリーマー
スメルトフライ 6番 全長3cmくらいでオリーブ色の羽をマツーカ風に仕上げて、ボディーはシルバーのフラットとオーバルのティンセルで仕上げる
ブラックマツーカ ボディー金 6番
マラブー オリーブと黒 6番

その他の準備物
日差しが強いので、日焼け止め、つば広帽子、速乾の長袖シャツでしっかりと肌の保護をしてください。長袖シャツは、サンドフライ(ブユ)避けにもなります。服の色は、魚に目立たない色のほうがいいでしょう。ベージュ、グリーン、オリーブ、茶色、迷彩、などはお勧めですが、真っ白、黄色、オレンジ、ピンクなどの色は魚に警戒心を与えてしまうので避けましょう。サンドフライ対策として、虫除け、キンカン、釣り用グローブも便利です。川沿いのイバラ対策にも長袖、つば広帽子、フィッシンググローブは必携です。

川沿いには、イバラが沢山あるので、ゴアテックスウェイダーを使う方は、長めのスパッツを使うと便利です。
偏光グラスの色は、薄いブラウンが見やすいです。重要な道具なので忘れないようにしてください。

ウェイダーは、入国のときに審査が厳しいので、新調するか、漂白剤などでしっかりと最近消毒洗浄して完全に乾かしたものでないと、持ち込めません。気をつけてください。
フェルト底のウェイダーが、2008年10月1日よりNZの淡水では使用禁止となることとなりました、フェルトウェイダーではなく、ラジアル底ウェイダーをお持ちください。